余命半年宣告の愛犬の心臓病を治す!

このブログは愛犬の僧帽弁不全症の根治を目指しています。同じ病気の愛犬と暮らす方に少しでも情報提供になればと思い始めました。

犬の僧帽弁閉鎖不全症は完治できる!

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*「僧帽弁閉鎖不全症」は完治する可能性が高い病気です。

 

かつては、内科的治療しか選択できなかったようですが、、

 

犬の「僧帽弁閉鎖不全症」は、投薬で症状を緩和させることと、病気の進行を遅らせることが唯一の治療方法でした。


なぜなら、手術は困難だと考えられていたからです。
 
 
人間にも「僧帽弁閉鎖不全症」は起こる病気です。

僧帽弁がもろくなり血液の逆流が起きてしまうという病気の仕組みは、人も犬もまったく同じです。

原因の多くは加齢だそうです。
 
人間の場合、「手術が標準的な治療」になります。

患者さんの弁をそのまま使う弁膜修復術と、人工の弁に取り替える人工弁置換術の2種類が主な手術方法です。
 

ほとんどの患者さんが手術がうまくいき、命も助かっています。

 

人間ではほとんどの方が手術を受け、生存率も高い。。。

心臓の仕組みも、病気の状態も同じなのに、なぜ、犬では手術ができないのか。。。

 

それは犬と人間の心臓の大きさの違いです。
 
人工弁には犬のサイズに合ったものが存在しません。

人間用の人工弁を使用すると、大きすぎます。

とはいえ、個体差の大きい犬のためにサイズを取りそろえて人工弁をつくることはコスト的に厳しいようです。
 
 そのために人工心肺を使い、形成術で行う手術になります。小型犬になればなるほど難しくなります。

 

小さな心臓を止め、機械の力を借りて、循環をサポートしながら、人の小指の腹程度の弁に何本も糸を通していきます。

 

この技術はとてもレベルの高いもので、ものすごく難易度の高い手術だそうです。
 
*現時点で、この手術に対して200例の症例があり、執刀できる獣医師は日本に5人らしいです。

 

海外からこの手術を受けにくる子達もいます。

 

3ヶ月から半年の順番待ちもあたりまえです。

 

すぐに受けられる手術ではありません。

 

なので、ご自身の愛犬が僧帽弁閉鎖不全症になったとき、初期の段階で、《愛犬のステージが進んだ場合、自分はどうしたいのか》をしっかり考えておく必要があると思います。

 

それはやっぱり費用が高額だからです。

 

内科的治療を選んだ場合にしてあげられること、外科的治療を選んだ場合のリスクなどをこのブログで書かせていただきますので、ひとつの参考になさって、ハッピーな愛犬ライフを過ごしてください。