余命半年宣告の愛犬の心臓病を治す!

このブログは愛犬の僧帽弁不全症の根治を目指しています。同じ病気の愛犬と暮らす方に少しでも情報提供になればと思い始めました。

犬の僧帽弁閉鎖不全症 3ヶ月検診

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2020/08/14

3ヶ月検診に行ってまいりました!

 

結果は、弁の逆流はゼロのままで、血液検査もオールOKでした!!

 

心臓の大きさも2ヶ月前に撮ったレントゲンの時よりもさらに縮んでいました。

 

この病気は体質なので、手術で体質を改善することはできません。

再悪化する可能性はゼロではないです。

ただマンゴーの場合、入れていただいた人工腱索は広範囲で、悪化する余地がないくらい治してくれているそうです。

 

理論上病気の進行を止めることはできませんが、この先、弁の変形が進んできたとしても、逆流はチョロリ…程度で、悪化することはほぼないとのことで、とても安心しています。

 

「僧帽弁」は左の弁で、今回人工腱索を入れているのはその部分だけなので、体質的に右の弁がダメになる可能性はありますが、今は全く問題ないようです。

そして、右の弁もダメになる子は稀なようです。

 

これで晴れて治療終了となります!!

 

全速力のダッシュだけでなく、旅行や、水遊び、泳いだりしてもいいようです!

1年半闘病してきたのでなんだか嘘みたいでびっくりしちゃいます。

 

術後3ヶ月からワクチンなどの摂取もOKなのですが、1番嬉しかったことは、

『麻酔のリスクが下がったこと』です。

 

心臓病の子は、麻酔のリスクが高くなります。

 

これから、歯周病や、骨折や、その他の病気で、麻酔をかけることもでてくるかもしれません。

 

犬にとって、麻酔をかけることは元気な子でもノーリスクではありません。

 

でも、とてもリスクが高かった状態から、通常の子(心臓が悪くない同年代の子)と同じくらいのリスクになったということが、これからのマンゴーとの未来を思うと、本当に安心して、とてもとても嬉しかったです。

 

今後は定期検診で半年後検診、1年検診、そこからは1年に1回という流れになります。

 

なにをするのかというと、他の弁の状況を観ていくそうです。

この手術をされている先生は少ないので、データが少ないですし、不測の事態が起こらないように観ていくとのことです。

 

私が手術を受けた病院は、近畿動物医療研修センターです。

気になる方の為に書いておきます。

 

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

そして、クラウドファンディングにご支援くださった方々、本当にありがとうございました。

 

「このブログを参考にしているので続けて欲しい」というお言葉や、「次にするべきアクションがわかった」など、嬉しいお言葉をいただきます。

 

ブログを始めた当初は、強い思い、希望を込めて、

『余命半年宣告の愛犬の心臓病を治す!』と、言い切る題名でブログを始めました。

 

でもここにくるまで、とても不安だったり、悲しい日だったり、沢山ありました。

 

このブログは情報共有を目的としていましたので、あまり感情をいれず、淡々と綴っていますが、皆様と同じくとてもとても不安でしたよ。

 

手術当日の朝は、もうマンゴーとこうやって一緒に寝れるのは最後かもしれない…と、ケータイのビデオでマンゴーと寝起きの自分を撮ってカメラに向かって喋っています、、、恥ずかしくて誰にも見せられません(笑)

 

手術中は、泣きました。

待っているのがしんどくてしんどくて、現実逃避で漫画を読みましたが、現実逃避できませんでした。゚(゚´ω`゚)゚。

 

今回の結果は、沢山の飼い主様に希望を与えられる結果になったと思います。

 

僧帽弁閉鎖不全症は、完治することができます。

 

手術は延命ではなく、成功すれば根治です!

こういった未来が待っています。

 

高齢であったり、持病があり、手術できない子もいると思います。

その子が楽になる薬の量や、酸素室の常備、塩分控えめの食事、空調の管理、トリミングの負担など、してあげれること、してはダメなこと、私の調べたことはすべてこのブログに書かせていただきました。

 

もっともっと正しい知識が溢れ、この手術が身近なものとなり、沢山のわんちゃんと愛犬家の皆様が幸せになれますように願っております。

 

 

このブログは一旦ここで区切らせていただことうと思います。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

犬の僧帽弁閉鎖不全症 術後2ヶ月検診

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[2020/07/19]

2ヶ月検診に行ってきました。

 

先生の説明を簡単に綴っていきます。

 

☆入院中に筋力など落ちるので術後1ヶ月で術前くらいまで元気になって、そこから、手術前よりも元気になっていって、若返っていくような活動性になる。

 

今2ヶ月経ったので、心臓もかなり楽になって動きたいと思う。

 

*(たしかに最近マンゴーが元気になりました!

自分から毛布をカミカミしたり、少し遊んだりするようになりました!)

 

☆傷口のポコっとした感じは、中を塗ってる糸が2〜3ヶ月で溶けていくので、だんだんフラットな感じになってくる。

 

☆心臓は弁の動きも綺麗だし、逆流に関してはゼロ。

 

完璧に止まっている。

 

前回まで端から漏れていた微量の逆流も、ほとんど見られない。

 

*(微量の逆流が消えていて、とても嬉しいです!)

 

☆心臓の大きさも正常な子と同じくらいの大きさに戻った。

 

☆血液検査も全部正常値

 

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ずっと高かったBUNも元に戻った。

 

*(この時点で、まだ少し高くても問題ないようです。術後はなる子が多く、腎臓病とかではないので心配しなくて大丈夫らしいです。)

 

*心臓病とは関係ない気になっていた病気の質問をしました。

 

Q. この血液検査でクッシング症候群の可能性ってわかりますか?

 

A. 典型的なクッシング症候群は疑わない。

 

肝臓の数値、LKPがクッシング症候群になると大体あがってくる。

 

今は正常値なので、あまり疑わしくはない。

 

 

その他の一般的な血液検査でわかる病気も、今はどこも問題ない。

 

☆次は1ヶ月後、問題なければ血栓の薬をやめて、そこですべてのお薬終了。

 

以上です。

 

 

術後1ヶ月を過ぎてからシャンプーカットをした時、そこから2日間咳がひどかったのですが、心臓には何も問題ないようですので、もう少し様子を見ていきたいと思います。

 

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次回(8/14)の3ヶ月検診で問題がなければ、『僧帽弁閉鎖不全症完治』となります。

 

そこで一旦このブログを区切らせていただこうと思います。

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

これから不十分なことは修正などしていきます。

 

沢山の愛犬家様と沢山のワンちゃんの幸せを願っています。

 

誰かのお役に立てれば幸いです。

 

 

 

犬の僧帽弁閉鎖不全症 術後1ヶ月検診

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(瘡蓋が取れて傷もほとんど目立たなくなりました。)

 

[2020/06/19]

1ヶ月後検診に行ってきました。

 


前回の検診から2週間の間に、一度だけ《ふらつき》がありました。

 

立ち上がってこちらに来る時に、右方向にバランスをくずすようになりました。

マンゴー自身で来るのをやめて元の場所に戻り、伏せしをして、あくびをして、前足をペロペロ舐めていました。

 

合併症が心配だったので、先生に聞きました。

       

         ↓


A. 足の問題ということもあるし、血栓である可能性はゼロではないが、それぐらいだったら様子を見て大丈夫。

 


Q. すぐに救急病院に連れて行かないと行けない目安は?

         ↓


A. 痙攣発作

 


☆そんなに頻度は多くないが、脳梗塞を起こす子が稀にいる。

 

犬の場合は重篤化することは少ないが、それでもやはり気をつけた方がいいと思う。

 

 

☆正常な子と変わらないくらいまで心臓が萎んでいる。

 

*注目したいのが気管のライン*

 

《手術前》

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(左心房に圧迫されて気管が持ち上がっていた)

 

《手術後》
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(気管が心臓に潰されて、細くなってしまっていたのが、しっかり開くようになった)

 


☆元気さはそろそろ術前より元気になってくると思う。


*(この時点では実際マンゴーの活動性は変わっていませんでした。散歩も排泄を済ませるとすぐに帰りたがる感じでした。)

 


☆心臓の状態も前回と変わらず、弁はしっかり閉じているし、逆流も端からチョロっとで問題ない。

 


☆血液検査の結果もほとんど正常値

 

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BUNは前回と引き続き高いが、クレアチニンの数値もあがってこないし、腎臓が悪いわけではないので、心配しないで大丈夫。

 

 

☆お薬ベトメディンやめる

 

これで心臓のお薬はすべてなし。

 

血栓予防のお薬だけ。

 

 

☆好きなように過ごして良い。

 

トリミングも、

階段の上り下りも、

飛んでも跳ねても、

ボール投げて全力で走っても、

『大丈夫!!』

 

 

最高に幸せです。

マンゴーのお祝い夜ご飯です。

 

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[ササミ、タラ、鳥肝、茹で卵、ブロッコリー、人参]


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ファンタと半分こしてお祝いです(^^)

 

 

犬の僧帽弁閉鎖不全症 抜糸

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[2020/06/05]

退院してから6日目、抜糸と検査に行ってきました。

 


先生から聞いた結果を綴っていきます。

 


Q .  退院してから6日の間に、マンゴーが水飲んだ後、咳することが数回あったのですが、大丈夫ですか?

 


       ↓

 


A.  心臓のサイズはだいぶ縮んでいるので、基本的には問題ないが、心臓から圧迫を受けていた気管支が少し変形してしまったりして、軽い咳が残ることっていうことはすごく多いので、その一環だと思う。

 


それ自体は全然心配する必要はない。

 


今まで「咳を気をつけてください」と言っていたのは、心臓が悪化し、大きくなって、気管支を圧迫することで咳が出る。

これがいわゆる心臓性の咳。

 


(当然咳をするということは、気管自体の問題や肺の問題や、そういったことでも咳は出る。)

 


咳が増えたという場合、心臓がより大きくなっている。

      ↓

悪化していたら困るので、「咳が増えたら教えてください」と言っていた。

 


今は逆流はほとんど止まっていて、非常に良い形で萎んでいるので、心臓が大きくなって気管支を圧迫してからの咳というのは出ない。

 


なので今咳が出るというのは、純粋な気管支の問題。

 

 

 

これは重度になると、しんどくなるが、1日数回チョロっとでるだけであれば、生活の質を下げるわけでもないので、基本的には気にしなくて大丈夫。

 

 

 

☆弁の形も綺麗なまま。

 


☆今日の時点で普通に生活してもらって大丈夫。

 


段差も大丈夫。

 


ソファーの上り下りなども大丈夫。

 


それを耐えられるだけの人工腱索を入れている。

 


☆逆流もほぼないので、本人はここからどんどん元気になっていく。

 


病気になる前よりも、術後1ヶ月を目安に前よりも元気になっていく。

 


☆術後1ヶ月検診の問題がなければ、トリミングに行っても良いし、全力で散歩しても構わない。

 


☆ここから1ヶ月までに悪化がなければ、心臓病だったことを忘れて生活しても大丈夫。

 


☆現時点で散歩は普通に行ってもいい。

 


☆心臓のサイズは正常の子とほとんど変わりないくらいに縮んでいる。

 


☆心臓のお薬(ワンハート)やめる。

 


抗生剤もやめる。

 


本日から血栓のお薬とベトメディンだけを服用する。

 


☆血液検査も非常にいい。

 

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BUNはあがっているけど、術後、皆こんな感じになるので、腎臓が悪いというわけではない。

 


基本的には悪化しない。

 


気にしなくて大丈夫。

 


炎症の値も血小板の値も大丈夫。

 


白血球も問題ない。

 


フィラリアの薬やダニの予防はしてもいいが、ワクチンは術後3ヶ月は待ってもらっている。

 


☆肛門腺などは絞ってもいいが、シャンプーは1ヶ月まで待つ。

 


エリザベスカラーは外しても大丈夫。

瘡蓋を気にするようならつけてもいいが、もう傷口が開くということはない。

 

 

 

以上です。

 


ハッピーな回答を沢山いただきました。

 


気を緩めず、まずは1ヶ月しっかりと様子をみていきます。

犬の僧帽弁閉鎖不全症 退院から抜糸まで

退院から抜糸までのマンゴーの様子です。

 

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こんな風に仰向けで眠ることがない子だったので、心臓が楽になったのかな〜と嬉しかったです。

 

傷口を舐めなければいいので、私がずっと見ておける時にはエリザベスカラーを外してあげていました。

 

エリザベスカラーを外してあげたくて、『エリザベスウェアー』が気になっていたのですが、内腿のところにも傷がある為、エリザベスウェアーでは隠れそうになくて、使えませんでした。

 

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大きな傷は胸のところですが、

 

 

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首に1つ、胸に2つ、足に1つ、と全部で4箇所縫ってあります。

はやく抜歯でスッキリさせてあげたかったです。

 


食欲はありますが、よく寝ます。

 

もともと少しの物音で起きたり、私がトイレに行くだけで立つような子だったのですが、最初らへんはお昼もぐっすり寝て、夜も先に眠たそうにしていました。

 

少しずつ回復していきます。

 

柔らかいエリザベスカラーを購入して、付け替えました。

 

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結構気に入っているようで、つけるときも尻尾を振って寄ってきていました(^^)

 

柔らかくて寝やすそうでした。

マジックテープでつけ外しがしやすかったです。

ご飯の時はとってあげたいですよね。

 

ただ、このまま水を飲まれると濡れちゃいます。

 

ケージに入れたままの子だと、濡れたままは冷たくて心配だと思います。

 

値段は800〜1000円くらいです。

 

 

 

犬の僧帽弁閉鎖不全症 退院


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5/20 入院

5/21 手術

5/30 退院しました!!

 

退院は、当日になるまでわかりませんでした。

 

術後8日目(5/29)、12時に面会に行った時に、先生から、

「術後はずっと注射でお薬をいれているが、今から内服薬に切り替えるので、それで明日の朝の検査結果が大丈夫そうなら退院。もし、内服薬に変えて数値が悪くなるなら入院継続」

という旨をお話いただきました!

 

ですので、本日の12時に退院というお電話をいただき、お迎えに行ってきました!

 

ずっとソワソワしていました。

 

とてもとても嬉しかったです。

 

血小板の数値も、炎症の数値も大丈夫とのこと。

貧血気味ですが、貧血は緩やかに回復していくそうです。

 

次は6日後の金曜日に検査と抜糸です。

 

退院の時点では、エコーに微量の逆流がみられるのですが、これくらいの量なら全くなんの問題もないとのことで、1ヶ月後には消えてる子もいるらしいです。

 

今日から心臓のお薬2種類と血栓のお薬と炎症を抑えるお薬の4種類を服用します。

 

1週間後、問題がなければ、心臓のお薬を1種類なくします。

 

そして2週間後に検査に行って、問題なければ、もう1種類の心臓のお薬もなくします。

 

血栓のお薬を3ヶ月のんで、すべて問題なければ、お薬を全部やめることができます。

 

そういったこともあり、術後は通院の感覚も短く、検査していきます。

 

 

退院当日、マンゴーは帰ってきてから1度も咳をせず感動しました。

前より体が楽そうです!!

 

エリザベスカラーをしているので、一緒に布団で寝るのは危ないかなと思いました。

 

今まで部屋の中でフリーにしていたので、いきなりゲージの扉を閉めても「だしてー!」と、興奮すると思うので、扉をあけてマンゴーが入りたくなるようなベッドを置いて慣れてもらっている様子です。

 

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この日から抜糸までずっとリビングでゲージの隣で眠りました。

 

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とても幸せです。

 

 

 

 

犬の僧帽弁閉鎖不全症 入院③

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*術後5日目*

会いに行ってきました。

4日ぶりです。私も会いたくて会いたくて、寂しい思いをしていないか、とても気になっていました。

会いたかったよ〜と、ひたすら手をペロペロしてくれ、差し入れおやつのイチゴをパクパクッと食べて、その後安心したのか、すぐにウトウトし始めました♡

 

https://youtu.be/qyz8Q51YMu4

 

 

*術後6日目*

初めて先生に、

「床に下ろして少し歩かせてもいいよ」

と言っていただきました。

 

https://youtu.be/dtg-MMP-CI8

 

 

*術後7日目*

面会に行ったのですが、最短での退院はないようです。

木曜日に手術をして、最短で退院する子は翌週の金曜日で退院します。

でも、マンゴーはまだお薬を注射で入れています。

これを内服に切り替えて、2日ほどは病院で様子を見て、問題なければ退院できるそうです。

明日は金曜日ですが、今日の木曜日の時点で、まだ注射でお薬を調節していますので、退院の目処は現時点で、つかなさそうです。

少しずつ着実に回復してくれれば、何も望みません。