余命半年宣告の愛犬の心臓病を治す!

このブログは愛犬の僧帽弁不全症の根治を目指しています。同じ病気の愛犬と暮らす方に少しでも情報提供になればと思い始めました。

犬の僧帽弁閉鎖不全症手術 成功

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手術は成功しました!

 

 

こちらが麻酔から覚めて面会に行った時の様子です。

https://youtu.be/c6PjCIp7BBk

 

先生からの術後の説明です。

     ↓

手術はかなり大変でした。

 

時間としては普通くらいの感じで終えれた。

 

相当慎重に手術しないといけない感じだった。

 

心臓がよじくれてるだろうということはもう予測していが、組織がめちゃくちゃ脆い感じだった。

 

組織が脆い子は経験的に体重がちっちゃい子とか、あとは変なもの食べている子とか、あとは高齢な子。

 

マンゴーは比較的若いのに、全体的にすごく、引っ張っただけでいろんなものがちぎれそうな感じだったので、かなり慎重に手術した。

 

今のところ出血もほとんどは止まっているので、とりあえずのところは大丈夫だと思う。

 

心臓の中の状態が、こういう脆い子の場合だと弁自体もすごく脆くなっている。

 

前尖という大きい方の弁、これがそっくりかえっているのはわかっていたが、やはりここを支える腱索が1本切れていた。

 

トータルでみて、腱索自体は2箇所切れていた。

 

それ以外も伸びてしまっている部分が結構あって、前尖は全然ダメになっていて後尖は少しダメになっていた。

 

これが中々やっかいで、前尖を治しても、ちょっとダメになっている後尖もしっかり治さないとダメ。

 

最終的に腱索を10本立て直している

 

他の先生より腱索入れるのは多い方。

一般的に考えたら10本なおすっていうのはかなりのもの。

 

比較的大丈夫な部分もあったが、大多数がダメだった。

そういったところを全部直して行った。

 

マンゴーの場合、腱索自体がものすごく細い。

引っ張っただけで切れてしまうようなレベル

 

普通腱索というのは繊維性なもので、かなり強靭なもの。

 

いつ追加で切れてもおかしくないよう状況だったのでそういった意味で今の段階で手術してあげられて良かったかなと思う。

 

この子の自前の腱索は今後切れる可能性はもちろんあるが、先生が入れた人工腱索は切れないので、この入院を乗り越えれればだいぶいいカタチにもっていけると思う。

 

弁が薄くて、箸からの逆流が多少みられるが全くたいしたことない量。

 

弁の形としては綺麗な形でできた。

 

逆流に関しては術後1ヶ月、変動するので、端から漏れてても消えてくる子もいれば、増える子もいるんだけど、経験的に弁の形としては綺麗な形でできているので悪化するということはまずないだろうと思う。

 

ただちょっとまだ様子見たい。

今の段階では確定できない。

 

左心房もものすごい薄かった。

かなり慎重に縫った。

出血のところもとりあえず大丈夫。

出血に関しては明日まで見ないといけない。

 

今大丈夫だと、99%大丈夫だけど、100%ではないので、まず、明日まで出血が止まっているかどうか。

 

それ以降は、血栓とか感染とかそういったところ。そこをしっかり制御していかないといけない。

 

1ヶ月経ったら安心。

先生が退院を決めたら95%大丈夫。

5%くらいの子であとから何か起こるっていうケースがありえる。

 

術後1ヶ月超えたら99%大丈夫。

 

過去に術後1ヶ月を過ぎて血栓できた子が1人だけいる。

なので、血栓の薬は術後3ヶ月飲んでもらっている。

 

1週間で脳梗塞になった子もいる。退院までしっかり数値はみていかないとダメ。

 

注射で維持してる状態では帰れないので、それを内服薬に変えて、1〜2日おいて飲み薬でも大丈夫なことを確認したらいつ迎えに来てもらってもOKです。

 

 

以上でした。

本当に先生にお願いできてよかったです。

お話を聞いたのは夜の22時でした。

明日先生はまた朝から診察です。

本当にお疲れ様でした。

22時半すぎに大阪を出発し京都に着いた頃は0時をまわっていましたが、大阪から京都までの道のりは穏やかに運転できました。

早くたくさんの人に報告したかったです。

 

夢が叶う第一歩を確実に踏み出せたという感じでした。

 

術後のパーセンテージや、退院の決定、お薬の期間などは病院によって判断が違うと思います。

年齢も病状も違います。

マンゴーの例を、ひとつのご参考にしていただければと思います。